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うさぎラン

こんにちは。うさぎです。

 

年も明けて干支が辰になりましたね。去年はうさぎ年でしたが皆様何をされていましたか?インターネットの皆様におかれましてはイースターでバニーになったり月見でバニーになったりカジノでバニーになっていたことかと思います。

かく言う筆者も11月末に発売されたTEVIをプレーし、久しぶりにうさみみがビンビンになっていました。

store.steampowered.com

 

せっかく久しぶりにうさみみがビンビンになったので、前回ビンビンになっていたRabi-RibiのSpeedrunの事でも書いていきます。

(※以降、本記事ではRabi-Ribiについてのみ扱います。)

 

 

Rabi-Ribiとは

CreSpiritが開発した2D探索型アクションゲーム。メトロイドヴァニアと呼ばれているタイプのものです。また、弾幕シューティング要素が含まれ、ボスの弾を避けつつ攻撃を当てていくものになっていきます。詳しくは公式ページをチェック。

store.steampowered.com

基本的にはボスを倒していくとボスが仲間になり、仲間にした人数によって話が進んでいきます。一部のボスは仲間にするために複数回のボス戦が用意されていたり、ボス戦後にイベントをこなす必要があります。基本的には最小で10人を仲間にして特定のボス戦に勝利するとメインゲームのクリアとなります。また、メインゲームのクリア後に全員仲間にしてラスボスに勝利をすることで、ポストゲームのクリアとなります。

 

Speedrunを始めたきっかけ

2020年頃、世間の諸々で家にいる機会が増えた結果際限なく鍵盤を叩き続け手首を破壊したところからスタート。

音楽ゲーム等触れるコンディションではなくなったため色々ゲームをやってみるかということでsteamで何本かゲームを買った中に入っていました。

また、ちょうどRTA in Japan Online 2020(以下RiJ)が開催されていた時期でもあり、ちょうどRabi-RibiのRTAも披露されていました。当時はSpeedrun的な動きと最終盤で行われる謎の空間での謎の行為に爆笑してた覚えがあります。まさか半年後に自分がああなっているとも思わず――

RTA in Japan Online 2020: Rabi-Ribi - YouTube

RiJで披露されたプレー

 

Rabi-Ribiの特徴として実績が結構な数用意されている点があります(2023年12月末時点で220個)。一周遊んで結構面白いゲームだと思ったため、次に目を向けるのは実績あつめになっていきます。

難易度NOVICEで開始してからHELLまで1個ずつ上げてクリアをしていってる時点でもう耳がビンビン気味なのですが、ここで実績一覧を見てみましょう。

難易度HELLでのクリアが2.4%に対して、もう一つ上の難易度(Bunny Extinction、通称BEX)のクリアを見てみると1.9%となっていて、HELLをクリアしたうさぎの4/5はBEXもクリアしているということになります。耳がビンビンになっているので、当然目の前のエサに飛びつくことになります。ここまで行ったらもう実績食べ放題モードですね。

ゲームクリア以外の実績としては「ノーダメージでボス撃破」「特定のアイテムを取らずにゲームクリア」等様々な条件が用意されていますが、その中に当然のように「特定時間以内にゲームをクリア」も含まれています。あとはおわかりでしょう。

Speedrun系実績には3個あり、難易度Casualでゲーム内プレイ時間(PLAYTIME)が1時間を切れば最上位の実績が解除できるはずです。間違ってたらすいません。

うさぎラン IGT54:03.63 - YouTube

恐らく実績解除した後に再度同じルートでプレイしたものの録画

 

ここまで来て「一通り操作もできるようになったし、Speedrunの基礎的な動きもやったし、せっかくだからRiJでやっていたカテゴリでプレーしてみるか!」となりました。

 

カテゴリについて

Rabi-RibiのSpeedrunには、speedrun.comで決められているカテゴリがいくつかあります。この中で、自分が実際にプレーしたカテゴリについて少し書いていきます。

Rabi-Ribi - Speedrun

Rabi-Ribiのspeedrun.comのページ

10TM

10 Town Membersの略。

ボス戦をこなしていき10人を仲間にし、メインゲームのクリア条件を満たすカテゴリ。いくつかの破壊的なバグの利用は禁止されている。speedrun.com上で最もプレイヤーが多いカテゴリ。

RTA Rabi-Ribi 10 Town Members Casual 23:49.77 - YouTube

10TMの自己ベスト動画

 

Any% RMG

Restricted Major Glitchesの略。

ボス戦をこなしていき10人を仲間にし、メインゲームのクリア条件を満たすカテゴリ。

基本的には10TMと同じだが、CH4に入ることが必須になっている。

CH4のボスの大半を飛ばす技が発見される前は10TM=Any% RMGだった。

RTA Rabi-Ribi Any% RMG Casual 29:40 - YouTube

RMGの自己ベスト動画(未提出)

Any% NMG

No Major Glitchesの略。

ボス戦をこなしていき10人を仲間にし、メインゲームのクリア条件を満たすカテゴリ。

バグっぽい挙動をする技が全て禁止されている。

あるタイミングで新設されたカテゴリというのもあるのか、人口が少ない。

RTA Rabi-Ribi Any% NMG Casual 28:56.56 - YouTube

NMGの自己ベスト動画

ATM

All Town Membersの略。

全てのボス戦をこなしていき全員を仲間にし、ポストゲームのクリア条件を満たすカテゴリ。いくつかの破壊的なバグの利用は禁止されている。

ポストゲームまでのカテゴリはそもそもプレイヤーが多くないが、ATMよりも全てのアイテムを集める100%カテゴリの方がプレイヤーが多く、あまりメジャーではないのかもしれない(筆者はATMのみ)。

RTA Rabi-Ribi All Town Members Casual 56:23.36 - YouTube

ATMの自己ベスト動画

 

Glitchについて

Speedrunの醍醐味の一つとして、壁抜け等の明らかに怪しい動きをして突破する場面があると思います。本作品のSpeedrunでも壁抜け等のGlitchを多用する上、いくつかは割と簡単な操作で行うことができます。このような点もSpeedrunを行う動機であったりします。

以下に本作品のSpeedrunで使用される代表的なGlitchを挙げていきます。

 

Slide Jump Zip

ざっくり表現すると、スライディングした状態でジャンプを入力し、頂点に達するあたりで角に頭をぶつけると右側の壁が切れるところまでワープするGlitch。NMG以外のカテゴリで許可されている。

割と見たまま押しただけで通るので大変気持ちよくなれます。この挙動が発見された時は多くのうさぎが角を舐め回しデコがハゲたことかと思います。筆者もハゲました。

 

Slide Jump Bunny Strike Zip

スライディングした状態でジャンプ→バニーストライクを入力し、頂点に達するあたりで角に頭をぶつけると右側の壁が切れるところまでワープするGlitch。(多分)NMG、RMG以外のカテゴリで許可されている。

Slide Jump Zipの応用版っぽい挙動だが、タイミングを合わせる入力が多くなって格段に難しくなってる。この挙動が発見されたことで今まで舐められなかった角が舐められるようになり、再び多くのうさぎが角を舐め回しデコがハゲたことかと思います。筆者も再びハゲました。

10TMのカテゴリで初めてこの技を使うは最終版の何も見えてない場所で、最初は何もわからなかったのですが、リズムを取ると案外通るようになりました。

最終盤で多くのGlitchやTrickを要求されるという点で、10TMというカテゴリが自分にとって大変美しく感じているところがあります。

また、ATMの動画の25:43~からのパートではZipを決めた瞬間"無"に放り出されます。たまりませんね。

 

Reverse Slide Tunnel

スライディングした状態でジャンプを行い1Tile分の通路(=スライディングしていないと通れない通路)にぶつかるとそのままスライディングで通れるというもの。NMGでも許可されているのでGlitchじゃないのかも。応用編としてスライディング前にダウンドリルを入れるものも存在する。

 

その他

大きなBoss SkipとしてSyaro Skip(10TMの動画15:58~)やNixie Skip(10TMの動画20:35~)などありますがgifの容量がオーバーしたため省きます。だいたいは想定しない方法でボス戦開始ラインを通り抜けています。特にNixie Skipについては画面外で怪しい動きをするため大変気持ちよくなれます。

 

Speedrunをやってみて

筆者は普段は音楽ゲームをメインにプレーしていて、Speedrun的なゲームの遊び方はあまりしてきませんでした。それこそくるくるくるりんの各コースのタイムくらいしかやっていませんでした。

実際に一つのゲームでSpeedrunをやってみたところ、割と音楽ゲームっぽいというか、考えてプレーをして上達がすぐにタイムとして現れる点が非常に合っていたと思いました。また、各区間の練習やGlitchを決めるときのタイミング等、感覚でなんとかなる場面も多いと感じました。

記録を狙う際には、特に序盤に関してささいなミスでリセットをかけることが多かったのですが、「こっちは普段は金を払って粘着してるんだぞ」の精神で特に負担もなく進められたのかと思います。こんなメンタル有利みたいなことを書きましたが一回世界記録ペースのラスボスで見たこともないミスを連発したのでダメな時はダメです。

筆者の所属するコミュニティの関係で、本記事は音楽ゲームプレイヤーの目につくことが多いと思われます。音楽ゲームプレイヤーの特性上一生音楽ゲームをプレーするためなかなか両立するのは難しいかとは思いますが、気になる作品や好きな作品があったらSpeedrunをプレーしてみるのもいいのではないでしょうか。タイマーをつければそれはもうSpeedrunです。

 

 

 

各カテゴリのプレーについて色々

良い感じにまとめましたが自分が提出している各カテゴリのプレーについて色々書いていきます。やってないと何書いてあるかわからないかも。

10TM(RMG含)

確か当時は10TMとRMGで分かれていなかったので一緒に。

RMGルートで30分切ったら10TMルートに変えようと思っていたが、RMGルートと10TMルートで取得するアイテムから何から違ったため、あまりすんなり移行はできなかった。また、RMGでしか使わないようなGlitchがあるのもなかなか厄介。

どのタイミングからかtwitchで練習や本番を垂れ流し始めたが、放送を流してるとやり方を教えてくれるうさぎがチャット欄に現れたので、これから始める人はとりあえず放送を流してみるのもいいかもしれない。

最初の目標が25分切りで24:57を出して一旦終了、次にSyaro Skipの新手法が出たためとりあえず通して24:31、最後に23分台が出そう&世界記録を出せそうということで追い込みをかけて23:49を出して3日くらい世界記録を持つ。3日後に20秒差をつけられたため完全終了だった。

最後の追い込み以外は案外自分で立てたキリのいい数字と戦ってたかも。あまり他人と比べるのが上手ではないため一人で完結する壁を立ててたのがモチベーション的にも良かったのかもしれない。

自己ベストのプレーを見返すとAlius2以降ずっとロスしてるけどChocolate区間が自己ベストで4bskipもうまく行ってるのでこれ以上を狙うのはだいぶ苦しいかなというところ。次に記録を狙うとしたらまた新しい破壊的な技が見つかってから考えます。

 

NMG

本当にありえないカテゴリ。色々キツい。

Glitch紹介の項目で紹介したSlide Jump ZipはSpeedrun的動きをするとまあまあ誤爆するが、一回でも誤爆するとリセット対象となる。

また、Reverse Slide TunnelについてもZipが誤爆することが頻繁にあり、リセットの覚悟を持って短縮を狙うことになる。これまたキツい。

Zip誤爆パターン

そして一番キツいのが10TMでSkipしていたSyaroとNixieとまともに戦闘をしないといけない点。Syaroに関しては確か物理攻撃が効かないため1からコンボを考えた(か他人のプレーをパクった)。Nixieに関してはクマ型フードのボスらしい暴れっぷりを見せるので本当に戦いたくなかった。

逆にNMGで必須になったNoah第二形態(鳥みたいなやつ)では爆弾一発で撃破できるコンボ数をたまたま見つけたりしてちょっと面白かった。自己ベスト回ではミスってるけどね。また、シンプルにうさぎの操作精度が物を言うので他のカテゴリの基礎練習にはなったと思う。

最初の目標が30分切りで29:58、次の目標が29分切りで28:56出たのでそのまま終了。納得できない点は多いがそれよりも厳しい点の方が上回った。

最後に、本ゲームにはsteamランキングが実装されて、Main Game Any% - Casualのラインキングも用意されている。しかし、本カテゴリで真面目にプレーをした結果が反映されなかった。何かしら条件があるみたいだが、開発側の想定を超えるプレーだったと思っておく。頼みますよ。

 

ATM

どういう経緯で触ったかは忘れたが、恐らくFogetten Cave IIを丸々SkipするZip(ATMの動画25:43~)が思いのほか入ったからだった気がする。Glitch紹介でも書いたがZipを決めた瞬間"無"に放り出されるのがたまらなかった。

全体として決めるGlitchの数が増えて面白いカテゴリではあるが、やっぱり1h操作しっぱなしなのはなかなか疲れる。もっと長いカテゴリとかやってる人達は本当にすごい。

動画やSpeedrun.comへの提出があまり残っていないので詳細は覚えていないが、確か1時間切り→大きなミス無く終える、くらいの目標でやってたら56:23で2位の記録を出して終了だった気がする。4bskipで死ぬほどロスしている分Rumi前のZipが一発で決まっているのでトントン、他がだいたい区間自己べ更新ペースなのでこんなもんでしょう。

1位とは2分半近く離れていますが、そもそもルートが違って危険なルートを通しているため全然かないません。